北海道良水株式会社

新水IBUKI通信 2014年 如月 00024

謹啓 厳寒の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
また、日頃より格別のお引き立てを賜りましておりますこと、厚く御礼申し上げます。

弊社は、2011 年12 月より清涼飲料水( ミネラルウォーター)製造業としての認可を得て、「北海道天然水・新水いぶき」をお届けさせていただいておりますが、日頃よりご愛飲いただいております方々の一層のご期待にお応えしたく、昨年1月、当局(札幌市保健所)に無殺菌・無除菌ミネラルウォーター(NMW)の製造が出来るよう、事前審査手続きの申請を行いました。
申請のおり、当局からは「国産の無殺菌・無除菌ミネラルウォーター(NMW)は、今まで国内で認められた事例が無いために、厳格な審査がありますので、結論が出るまでに時間を要します」との助言がありました。

それから一年間に渡り、泉源地、採水方法、製造施設・設備、原水及び製品の検査、源泉の環境基準検査、これまでの各種検査結果データ、製造工程、外部検査手順書、自主検査手順書、管理体制等について当局の実査も行われました。
それらの審査の結果、この度(2014年1月)、国内製造基準を満たしているとの報告を受け、当局に無殺菌・無除菌ミネラルウォーター(NMW)製造の変更届書を提出し、受理していただきました。
この事はひとえに、ご愛飲いただいております方々のお力添えの賜と心より感謝申し上げます。
つきまして、本年1月30日から発送の「北海道天然水・新水いぶき」は、無殺菌・無除菌の ナチュラルミネラルウォーターと銘打ってお届け致しますこと、お知らせ申し上げます。

『自然のあるがままの天然水』が、“国内初”の無殺菌・無除菌のナチュラルミネラルウォーターとして北の大地、札幌からお届けできますことは、製造者としても大きな喜びであります。
これからも皆様方に安心してご愛飲いただけますよう、製造には衛生管理を含めて安全には万全を期してまいりますので、今後共、「北海道天然水・新水いぶき」をご愛顧賜りますよう よろしくお願い申し上げます。 謹白
平成26年1月吉日
北海道良水株式会社 代表取締役 新藤 大次郎

新パッケージデザイン、デビューです。
~「ひと花プロジェクト」編集部

「新水いぶき」が新しいパッケージデザインでお届けできることになりました。初代の雰囲気を残しながら2代目のデビューです。これが実現したのは、左記の代表挨拶にあるとおりです。
今回の新パッケージデザインの誕生まで、たくさんの物語がありました。これは社会に溢れているあらゆるデザインにも言えることでしょう。
札幌から日本初の高品質の商品が誕生したことは、北海道にとっても、日本にとっても嬉しいことであり、今までご愛飲いただいてきた方々の熱心なご支持があってのことです。「新水いぶき」の勝手な応援団の「ひと花プロジェクト」編集部としても感謝の気持ちを込めてご報告させてもらいました。今後とも「新水いぶき」と本通信をよろしくお願い申し上げます。

『だし』&和食につい(投稿・T・S)

前号に続いて、「和食」関係の雑学をご紹介させてください。そのような気にさせたのは、2014年1月20日付・朝日新聞「文化」欄です。

温故知新? あるいは、外国から評価されて「エッ、そんなに良いものなの?」と気付く謙虚な日本人の特性なのかよく分かりません。とにかく世界の無形文化遺産に登録された「和」の味について、「はじめてのだし」の記事は、北海道の昆布と富山の薬売りの結びつきを丁寧に教えています。日本の天然だしの代表4選手は「コンブ」「煮干し」「干ししいたけ」「かつお節」。“だし”は「うまみ」と「香り」が「水」にひたされて、そして煮られて誕生します。その「水」にも着目している人たちが、美味しんぼ系の方々ということになります。
味には「酸味+甘み+塩味+苦味」の4本柱は有名。これに「うまみ」をみつけ、今や世界的に認知されるようになったのは、コンブの成分を研究していた化学者・池田菊苗(1864=明治元年~1936)東大教授による1908年のグルタミン酸ナトリウム発見に始まります。
江戸時代に富山の薬売りが、コンブの販売も手がけ、やがて薩摩藩が仕入れたコンブを中国に輸出。その利益が、明治維新の原資になった……という近代国家への道筋の一つの要因にもなっていることは、北海道の天然資源のもたらした功の部分と胸を張って良いのかも知れません。

【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」

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