新水IBUKI通信 2018年 卯月 00074 号
◆「新水いぶき」と「タオル」のお話 ◆
「新水いぶき」をご愛飲いただいている方から教えていただいた話題です。
小池一子(こいけかずこ;1936年生)さんという方が、新聞のエッセーに書かれていた「タオルは肌ざわりから」(*朝日新聞:2018年2月10日付・Be版)の内容は、「新水いぶき」にも共通するように思いますヨ! とお電話をいただきました。
小池さん? って誰? と無知をさらす当方でしたが、調べると、大変な方でした。現在は、十和田市現代美術館館長というお仕事もされていますが、1960年代から有名百貨店の仕事を、さらに1980年には「無印良品」立ち上げに深く関わった方でした。美術展の企画も数多く手掛け、1988年には美術大学の教授に就かれていました。
その小池さんは、70年代に出会ったヨーロッパのタオル地に目を開かれた……とのことです。
そして、飾ることなくご自身が「戦時の子供だった私には」雑巾に近くなった薄い木綿の日本手拭いとの落差がタオル作りに参画させた、というお話を書かれていました。ここからです。
良質のコットン素材を追い求めていくと、オーガニックコットンに行き着き、有機や自然栽培のものを選ぶことに。それは自然だったのです。
先月号の小紙をお読みの方々には、もうお分かりでしょうけれど、「新水いぶき」も、そのようなプロセスで選ばれていることを耳にすることが増えています。
日常生活を大切にするある伝統的な主婦の方々の集まりがあるのですが、そこで食の素材を探求し、皆さんが自家製のものを持ち寄ったところ、「新水いぶき」で煮炊きした食材が大好評だったということでした。「どうして違うの?」という当然の質問もあり、その答えは「水」ですね……となったそうです。
無論、その水は「新水いぶき」でした。確かに小池さんの「タオル」の話と酷似しています。
【水道水】について
ある方からお聞きした「水道水」の話です。かいつまんでお伝えさせてもらいます。コトの経緯は以下のような流れです。
「精神のなかに、わずかでも糖分がなければ人間は一日も生きられない。」とある編集者(S氏)の講演記録のようなものを教えてくれる高齢の方がいて、気の利いた表現は、さすが大手出版社の月刊誌で力を発揮した方らしいと感心したものでした。*
そこへ知人からの事務的な質問への返事ついでに「貴殿の場合は、糖分は何にあたりますか?」と付け足したところ、
「お酒です!」と明快なご返事。
「分かりやすくて、良いですね!」とさらに返信申し上げたところ、
「それと、自分一人の時は、水道水は飲みません!」との追加説明がありました。*
オヤ? と思い、機会があればもっとお話を聞かせて下さい、とお願いしたところ、用事のついでにと立ち寄ってくれました。
「いつから、そうした生活ですか?」とお聞きすると、20代初めからとのことでした。10年以上昔からになるそうです。
さらにミネラルウオーターに関しても当然ながら詳しく、「ノーマ」のこともご存知でした。
「テレビっ子」ですから……と「ノーマ」の東京出店についても知っていました!*
そこで「新水いぶき」のことを伝えると、早速、メモをとって、「家に戻ったらゆっくりと調べますね」と再びにっこり。
精神のゆとり、というのか、“精神の糖分”というキーワードから、予想外の展開があった「天然水」に関する話でありました。
【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」
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