新水IBUKI通信 2013年 水無月 00016 号
「北海道良水(株)も協賛したメディカル・カフェ」報告(1)
札幌市中央区南1西5に「愛生舘ビル」があります。北海道良水(株)の札幌オフィスが同ビル6階にあることは、毎号の通信右下欄に書かれていることでご存知の方もいらっしゃるかと思います。この通信作成に協力している「ひと花プロジェクト」事務局が同居させてもらっています。
このフロアに5月に誕生した「愛生舘サロン」のことなどを少し紹介させてください。
会員制のサロンですが、シックな内装、ゆったりとした会議スペース(30人程度)、入り口付近の交流スペースでは小粋な椅子、テーブルが並び、軽い打合せ向きです。
オープン直前の先日、以下にお伝えする小さな集まり(「メディカル・カフェ」)の終了後、会の講師だった先生とお世話係の事務局メンバーがサロンに寄りました。同じフロアにある札幌オフィスから「新水いぶき」を持ってきて味わう場面ということになりました。以下、そのご報告です。*
4月25日(木)、医学関係の学会基調講演に来札された順天堂医大学の樋野興夫教授(病理学)が、ご厚意で札幌(北海道)の人たちとの交流時間をつくってくださいました。「メディカル・カフェ」と称して、14時~16時までの2時間、中央区にある「北海道NPOプラザ」(大通西18丁目)会議室で教授の講演と参加者の意見交換のひと時になりました。*
会には中標津(札幌からバスで7時間程度の道東の町)から参加された方や、学会で偶然に来札中だった樋野先生ファンの方など、皆さんが熱心に耳を傾け、発言もされました。この会は昨年の秋から始まって4回目。初回も樋野先生でした。2回目は産婦人科医の丸山淳士先生(いちはやく「新水いぶき」の魅力を発見して、リーフレットに推薦文を寄せて下さったお医者さん)、3回目は北海道大学(薬学部)でも教えていらっしゃる札幌の漢方専門の薬剤師、唐澤貴豪先生でした。唐澤先生も「新水いぶき」を評価してくださっています。そこに、今回、樋野先生にも飲んでいただき、「うーむ、美味しいね!」と一言。これで「メディカル・カフェ」1期目の講師の先生方全員に味わってもらうことが出来ました。
〔ベンチャー・フロア〕
この愛生舘ビル6階には、ベンチャー・ビジネスを手がける会社がいくつか入居しています。その1社は、「スマートスーツ」という北海道大学発の筋力補助装置の開発と市場開発をしている「スマートサポート」社。「北海道良水(株)札幌オフィス」のお隣さんです。2008年設立、製品は数えきれないほどの褒賞歴をもっています。一種のロボット技術で高齢者や障がい者や作業者用の身体機能補助を果たすことで「軽労化」を実現させるものです。高齢化社会になっても、動ける高齢者であり続けたい方々には最適。*
ベンチャーということでは、「北海道良水(株)」の「新水いぶき」も外からはそのように見えるかも知れません。新規という意味ではベンチャー起業みたいですが、愉快な本『ベンチャーな人たち~こんなに「ビル・ゲイツ」がいるの?』(文春文庫・2008年刊・村上建夫著)に出てくる起業と全く違います。
母体の事業がしっかりとあって、腰を据えて、金融機関のお世話にならず事業展開中です。同著の一部をご紹介。因みに著者・村上氏はベンチャーキャピタル会社の代表。「新水いぶき」を飲みながら、あるいはそれで炊いた「おにぎり」を頬張りながらどうぞ。2つ紹介。*
①高利貸しはお金を貸して高い利息をもらい返済を受ければそれでことは終わります。(中略)ベンチャーキャピタルは(中略)株式を取得してお金を出す会社です。出したお金に期限はありませんし、利子も取りません。会社が失敗して、元も子もなくなってしまっても「残念だったな」と、一言漏らして引き上げる会社です。出資についてのリスクは投資家側の負担です。(中略)出資者が担保を取らないというより、取れる担保を持たない方が出資を求めて来られます。
②ベンチャー企業は育ってしまうと、投資したキャピタタル会社になんの用もなくなってしまいます。後に残るのは、ベンチャー企業がそのキャピタル会社を好きか嫌いかの気持ちだけだと思いますよ。……といった具合。
【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」
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