北海道良水株式会社

新水IBUKI通信 2014年 神無月 00032

「天然水」も熟成の産物

9月7日(日)に放送されたTBS系(北海道は、HBC/北海道放送)の朝に『がっちりマンデー』(午前7:30~8:00)という「応援!日本経済」を謳う30分番組がありました。番組の男性司会者は加藤浩次さんという北海道(小樽市)出身の方と聞いております。
さて、この日のテーマは、「3年5年はあたり前!『熟成ビジネス』の世界」でした。

いくつかのお店というか企業が紹介されていました。その中に「奥井海生堂」(敦賀市)さんの「北海道昆布」も登場し、昆布蔵で数年間、数十年も寝かせた礼文島産の利尻昆布が、登場していました。昆布の採れる浜によっても特徴が違うなど、その奥の深さは半端ではありません(医師・三好基晴先生が折り紙をつける本物の自然食品であることは、ご著書『本物が食べたい』(二見書房・2010年)でも紹介)。

この通信をお読みの方々は、そのお店が「新水いぶき」にもいち早く着目して、取水する会社、つまり北海道良水(株)さんの存在も明記した「奥井海生堂の水」として売り出していることはご存知と思います。今年3月に東京は日本橋の「コレド室町2」に出店した奥井海生堂さんでも販売されています。

昆布の味を引き出すために年月を問わないその企業姿勢は、おいそれと真似など出来ない徹底ぶりですが、その味覚への感度の良さを発揮された同社代表は、「新水いぶき」のスゴサにも敏感にキャッチされたということができます。

そこであらためてテレビ番組の特集キーワードを光源のようにして「新水いぶき」に照射してみると一つのことに気付きます。
「新水いぶき」を育んできた札幌、北海道の地形、地層を考えると推定で約30万年の地球物語が控えていることは、地質学の専門家のお話から分かっています(北海道良水(株)さんが、創業当時に公的な研究機関に出向き専門家と意見交換したために知り得たことです)。

もうお分かりと思いますが、「新水いぶき」もまた、いくつもの地層で熟成されてきた「天然ミネラルウォーター」ということになります。そして、別の言い方を許してもらいますと「究極の熟成」かもしれないのではないでしょうか。

【投稿】なにか、とても美味しい水でしたネ!
函館市(元・教員)・T氏
大昔、教育実習先の小学校で数週間、教育実習生という立場でご一緒したSさんとお会いする機会がありました。Sさんは、大学を卒業後、教職に就かれていたことは知っていましたが、何かの折にお会いするということもありませんでした。それが、今春、町内会行事で地域内の道路清掃をしていたところを通りかかったSさんが「Kです」(結婚されて苗字は変わっています)と名乗られ、立ち話になりました。
その時は、タイミングも良かったので、Sさんに「新水いぶき」を差し上げることができました。その時に連絡先を教えてもらえたこともあって、もともと「水」に関心をもたれているようで、後日、別の機会に「なにか、とても美味しい水でしたネ!」という感想をいただきました。

ちょうどその場に居合わせた知り合いが、その口調に「どこかのお嬢様だった方?」と小声で私に問いかけてきたほどでした。Sさんのゆったりとした言い回しに何か雰囲気を感じたのでしょう。「どうして?」と問い返すと………
「何ね、若い頃に勤めていた料理店にお客様として見えられた方の“品”のある口調に似てたんですよ。その時は、他のお客様がその方が店を出た後に『あの方は☆☆さんですよ』と教えられたことで、近くに数名の黒いスーツ姿の方々がいたのに納得したことがあったんです」……の思い出話を聞かせてくれました。

Sさんのゆったり話す口調にスピードの問題ではない何かがあったことに知人は気付いたのでしょう。
昔々、壺井栄(1899~1967)の『二十四の瞳』に登場する大石先生を演じた高峰秀子の新米先生の子どもたちへの語り口調もそのような雰囲気があったかも? と思い出しました。と言っても、その記憶は後年に再上映されたものを観た時のものですけれど。
何かSさんと大石先生が重なり、きっとSさんも大石先生のように子どもたちに慕われた教師だったのだろうと「新水いぶき」のお礼の言葉から連想した次第です。

何かのお礼というほどでなくても、自分が美味しいと思えるものがあれば、おすそ分け程度でも差し上げたくなるのが、人情というものかもしれません。
「新水いぶき」が人と人の関係の潤滑油ならぬ「潤滑水」になりましたことをお伝えいたします。

【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」

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