北海道良水株式会社

新水IBUKI通信 2014年 霜月 00033

【寄稿】
「医師 三好基晴先生講演会 inSAPPORO」報告
札幌市(パート&主婦)・Iさん

10月7日に「ホスメック・クリニック」(神奈川県藤沢市)を開院されている三好基晴先生のお話を札幌で聞くことができました。知り合いの方が誘ってくれたのです。定員30名ということで案内文書には先着順とありました。講演会場は、札幌の市電が通る表通りに面したビル(1階には薬局)の6階にその会場はありました。「愛生舘サロン」と表示があり、中に入ると予想していた公的機関の会議室とは全く違う落ち着いた雰囲気で、机と椅子がスクール形式で配置されていました。 入り口で受け付け(参加費:1500円)を済ませて中に一歩進むと、机上には、当日の資料などが置かれていました。入り口側のカウンターでは、講師の三好先生のオススメの「自然栽培」のコーヒー(ウガンダ産)が淹れられていて、その美味しさを体験できました。会の終了後、世界最優良のコーヒー豆と札幌市清田区で採水された日本初の「天然ミネラルウオーター」の組み合わせですョ、と教えてくれる人がいました。淹れ方も温度管理も良かったのでしょう、味の良さは十分に納得できました。(編集部注;このコーヒーについては、三好基晴著『本物が食べたい』二見書房刊に紹介されています。2010年初版・1500円+税) さて、講演開始の少し前、「会場到着が遅れるかもしれません」という事務局のお話があった直後に先生が見えて、定刻通り講演に入りました。私が予想していたよりも長身で細身のお医者さんでした。常識と戦う闘士のような方々とは違う風貌でしたので意外でした。あるだろうと思っていた階段が一段少なくて、ウッカリ踏み損ねたような感じでしょうか。
講演のテキストになった資料は、「正当医学と商売医学」という見出しのある1頁目から15頁目の「正当医学メールマガジン・FAX通信」の案内まで、お話の根拠になるもともとの出典や参考資料も明記されているので、その公平な議論の仕方に先生の誠実さを感じました。
日常生活で取り入れているケア商品の取り扱い方も、こちらが常識と信じていた習慣的な行いが、次々と覆されたのですが、愉快でした。それはこちらの無知を温かくフォローしてくれる先生の優しさがあるからだろうと思います。質疑応答で笑い声が何度も響いていたことが、会場の空気を物語っていました。

講演会の翌日、時々見るNHKテレビの『ためしてガッテン』(毎週水曜日・午後8時~)が「取り戻せ免疫パワー 体温計で命を守る秘術」というタイトルで放送されていました。37℃で微熱、39℃で高熱と思いがちですが、むしろ「発熱の仕方」に問題があるというお話でした。この日は「筋肉」に着目するお話が実験に基づいて紹介されていました。
見ながら私は前日の三好先生が、体を動かして流す汗とサウナで流す汗の違いについて明快に語られていたことを思い出しました。表面的なことだけに目を奪われないようにすることの大切さですね。
講演会に参加した以上、三好先生の有益な助言を自分の日常の生活、または健康に対する考え方に少しでも取り入れていきたいと思うようになりました。 機会があれば会を主催してくださった北海道良水(株)さんにお礼を申しあげたいと思っていたところに事務局の方に寄稿していただけますか? というお誘いがありましたので喜んでお引き受けいたしました。ただし、直属の上司の了解をいただた参加でしたが、勤務時間を抜け出してのことでしたので匿名をお許し下さい。

経済書が「利尻昆布」の話を展開

今年6月に出たPHP新書『なぜローカル経済から日本は蘇るのか GとLの経済成長戦略』(冨山和彦著)に多分「新水いぶき」にいち早く着目した奥井海生堂さんをモデルにされているのではないかと思われる記述がありました。78頁~79頁に「人間の味覚は、何度も飲んだり食べたりしているうちに、美味しいものとまずいものの違いがわかるようになってくる(後略)」から「和食」が世界文化遺産に登録された今、世界に流通するためには“極上品”で勝負する道を選ぶことを提唱しています。味覚の鋭さがなければ、日本食の良さは伝わらない……というのです。そして高級な利尻昆布を例に出した解説が続きます。以上、ご紹介でした。

【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」

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