新水IBUKI通信 2015年 皐月 00039 号
「健康食」はウソだらけ 三好基晴著
今年2月に「祥伝社黄金文庫」から出版
三好医師の新著が出ました。刺激的なタイトルの文庫本ですが、中身は科学的、医学的にしっかりとした内容です。三好医師からの「健康食」についての本当の常識を身につけて欲しいという熱いメッセージです。*
巻末には「では安全な食べ物は?」と聞かれた時のお答えが掲載されています。「こだわりグルメのお取り寄せ」(216頁~244頁)として、15種類の商品の紹介があります。
9番目に「北海道良水」のミネラルウォーターが登場しています。(231頁~2頁)最初の部分では
……国産のミネラルウォーターは、加熱処理、フィルター処理、活性炭処理など何らかの方法で殺菌・除菌処理を行なっており、フィルター処理や活性炭処理の有害性が心配です。
外国産の中には無処理のミネラルウォーターがありますが、国産では北海道良水の「新水いぶき」しかありません。……
と、太鼓判を押してくださっています。
2014年1月17日の「保健所から国内初となる無殺菌・無除菌のミネラルウォーター製造販売の許可を得」たことも書かれています。書籍での紹介ということでは、本文庫は最新版の情報を掲載していただいていることになります。因みに、文庫のお値段は、定価590円+税。一家に一冊、常備しておいて良い本と思います。
「生ジャム」と
「新水いぶき」ファンの料理研究家
「新水いぶき」を最初から強く支持されている札幌在住の料理研究家の岩城道子さん。その岩城さんが協力している新食感を創出するヒミツ?の素材についてご紹介いたします。
それは「レモン」の皮から抽出したあるタイプのペクチンがモトになっているそうです。これを使うと、牛乳や果実などに含まれるカルシウムを利用してゲル状態の食品を作り出せるとのこと。
早速、完熟状態のキウイフルーツを買い求めて、挑戦。見事にフレッシュな「生ジャム」が誕生。非加熱であることの美味しさと、便利さと、簡易さを実感できました。普通は、ゼラチンとか寒天を使ってゼリー状にしたりしますが、このレモンの皮を原料にする製品は、火を使わないで流動食を作り出せるところに大きな特長もあります。
ただし、加熱していないので日持ちはしないところに留意。既成概念にある「ジャム=保存食」という思い込みは、少し修正しなければならないようです。*
岩城さん、昨年、肩を痛めて入院生活を経験。入院中は「病院食」のことで気づいたことも、改善したくなることもたくさんあったそうです。
そして、無事、退院する日のこと。
岩城さんの人柄を伝えるエピソードです。病室の仲間だけではなく、多くの人が玄関前で見送ってくれたとのことです。これをお付き合いでに並んだと思ったら、多分、それは違うでしょう。*
ここに寓話のようなオハナシがあります。ある哲学者の旧著を参考にします。(内田樹著『先生はえらい』ちくまプリマー新書・002;2006年刊)
見送りの方が多かったのは、岩城さんが有名な料理研究家だったから……と考えるのは人間観察力でCクラス。岩城さんが入院中、他の人にも優しかったから……と考えるのはBクラス。では、Aクラスの考えは?
岩城さんが「料理は創造であり、料理研究家は芸術家」だということを身をもって示していたから……ということになります。*
きっと、というより絶対に岩城さんは、自分から「料理は創造」とか「芸術」なんてことは一言も言っていないでしょうけれど、周囲の人たちが、勝手に言外にそのように感じたのだと思います。
人は、なぜか、そういう人に引き寄せられるものです。その理由も知りたい方は、参考にした新書の25~32頁をお読み下さい。無論、全頁読破もオススメします。「生ジャム」の話から脱線してすみません!
【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」
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