北海道良水株式会社

新水IBUKI通信 2016年 霜月 00057

「水は食材である!」編集部報告

【料理人の言葉】日曜日の午後、何気なく「なんか面白い番組ないかなあ」とテレビのリモコンを押していたところ「信州上田 新和食によみがえる真田一族の戦い」というイカニモ風タイトル付きで放映中のものに出会いました。番組名は、「キッチンが走る!」(NHK)。料理ものです。
この日(10月2日)は9月22日(木)午前中に放映されたものの再放送でした。 地元の食材を訪ね歩きながら、一流シェフがそれを美味しい料理に仕立てる展開ですが、類似番組に事欠かない今の世の中です。
それでも見入ったのは、番組に登場した方々が、さかんに「」に言及されていたからでした。昔で言えば篤農家といわれるような農家さんが生産する地元食材を使うところまでは、この手の番組では普通ですが、ここでは「」にも相当な力を入れていたことが理解できました。 で、今の時代の有り難さです。番組について、インターネットで検索すると聞き逃した、あるいは聞き流してしまったゲストの方々の言葉が文字で記録されていました。 その中に、この日の料理人山下春幸さんの言葉が残されていました。その方はニューヨークでも修行され、海外の技法を和食に取り入れた新和食というジャンルを確立されたとのことです。
そして「この水は自分たちにとって食材である」と話し、全国から注文が来る野菜農家さんの育てたキャベツの外側を天然水で茹でて、だしを採るところから今回の創作料理への挑戦が始まった……という経緯でした。 ここで飛躍しますが、「」を大事にするという視点から、「新水いぶき」の誕生した当時に躊躇わず採用した札幌の「空海」(お寿司屋さん)の親方(ご本人の名刺の肩書き)も米国での寿し握りの経験者であることと、何度か紹介させてもらっているレストラン「ノーマ」の日本進出時に「新水いぶき」を指名してきたことなどが思い浮かんだものです。分かる人は分かるのですね。

「FUKU-FUKUプロジェクト」

10月1日(土)に「新水いぶき」愛飲者の方から紹介された札幌サンプラザホール(北区北24西5)でイベントがありました。
循環型社会を目指そうとされる個人、企業が企画し、実行した大きな集まりでした。記念講演に来札された岩元美智彦さんの手がける事業の企画力、実行力は感嘆もの! 氏は、1964年、鹿児島生まれ。2007年1月、日本環境設計株式会社設立。
設立時には、資本金が120万円。それから約10年で環境ビジネスの新境地を拓いて、2015年には国際的な“アショカフェロー”に選ばれる、というのですから、世界の人々の選球眼のスゴサも感じます。 「アショカ」は、1943年生まれの米国・社会起業家が創設した社会企業支援非営利組織の名。1981年の創立から、現在は63カ国、2,000以上の企業を支援し文字通りグローバル時代を体現中。
岩元氏が始めたのは、衣料をバイオエタノール燃料にするリサイクル技術を駆使するものです。捨てる古着を回収して、“酵素”で分解して、燃料にも、服にも再生させるリサイクルビジネスを創出したのです。ゴミとして処分される「服」を資源にすることで、「福」を生み出す、ということで「FUKU-FUKUプロジェクト」と命名されているようです。 以上をご紹介させていただきましたのは、このイベントを最初に教えて下さった「新水いぶき」愛飲者の方との縁の妙なることをお伝えしたく、でした。

「仲間が増えます!」のお知らせ。
「大丸松坂屋」さんの「オンラインショッピング」で「新水いぶき」の販売が始まりました。
10月19日(水)からでした。札幌の老舗、千野米穀店さんが厳選して扱っているお米(道産優良米)とセットという商品もあり、仲間が増えるのは嬉しいことです。

【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」

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