北海道良水株式会社

新水IBUKI通信 2017年 文月 00065

【書体と水】 兵庫県 T.N 氏

「新水いぶき」を知人に贈ったところ、大変に喜んでくれたのは何よりでした。
そして知人とその奥さんの感想に今度はこちらが納得。その報告として、知人(+奥さん)の語りの概要を以下に。
……話には聞いていたけれど、味について家内も「本当に美味しいね!」と意見が一致したものです。こんなこと数年ぶりです。家内は「美味しさに品があって、まるで明朝体のようね。」と言ったのです。
もともと、時々ヘンなことを言う家内ですが、この比喩には、こちらが?でした。明朝体って、①細い横線、②太い縦線、③横線の右端の三角が特徴です。あの三角、「うろこ」というそうです。
新聞も書籍もほとんどがこの書体ですが、この書体にも実に多くの親戚、仲間がいることをPR誌で知りました。家内が貸してくれたのです。 雑誌は書店のレジカウンターに置かれている無料本ですが、その中に活字をめぐる講演記録が収録されていたのです。
家内にとっては、その記録を読んだのと「新水いぶき」が届いたタイミングが、偶然に重なった事情もあったことになります。
私も興味をもって読んでみたのですが、明朝体にも30種類の微妙な違いが分かるように一覧表になっていて、解説付き。人気ランキングまで表示されていましたが、読むと、この国で一番使われている書体が、日本の文化、文明を伝えている「天然水」のようだと思いました。歴史の生命を支えているとも言えます。 なぜなら、「飽きがこない」「使用範囲が無限に広い」「他の飲料食材の基本になっている」ことなど、確かに明朝体と天然水は似ています。家内の言うように縦も横も同じ太さの「ゴシック体」や毛筆の柔らかさを感じさせる「教科書体」で長文を読むのはツライものがあります。そこで「品のある飲み飽きない天然水」としての「新水いぶき」と「明朝体」は、長い人生生活を送る点で不可欠。……と言う結論でした。

【子どもと水】

ちょうど1年前、本通信(53号)でも少し触れました北海道の道南で小学2年生の男の子が、迷子になって捜索、発見までに6日間を要した事件がありました。
男の子は「水」を飲んでガンバっていた事実と無事だったことが報道された時は、誰もがホッとしたものでした。
「命」と「水」、家庭教育のこと……など、子どもの育ち、生きていくことの基本を教えてくれ忘れがたい出来事でした。 その子どもの育ちについて、先日、ある光景を目にしました。
場所は「新水いぶき」を生産している札幌市清田区の北海道良水(株)さんの本社があるエリア内の「札幌清田バッティングスタジアム」でした。
スタジアムのロビーに小さな兄妹が父親のバッティング終了を待っていました。兄の方は、子ども用のバットを手にしていましたので、親子で野球を楽しんでいるのでしょう。いずれ、妹もバットを振るのかもしれません。 20年も続いているバッティングスタジアムですので、昔、そこに通っていた少年たちが父親になって子どもと一緒にやってくる光景は珍しくないそうです。
地域に息長く存在する「スポーツ施設」がある、ということは、そのまま家族形成という物語が育っていることになるのですね。 地域の宝は、そこに住む人たちが主役となって発掘され、磨かれるというプロセスのあることを教えてくれるロビーの風景でした。
その主役さんたちも行動、活動をする「舞台」があってこそ、能力を生かし、力を発揮します。そうなると舞台を支える人たちの仕事ぶりも「宝」の成長に非常に大切な役目を果たしていることの理解も深めてくれるロビーの幼い兄妹でした。

【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」

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