新水IBUKI通信 2019年 水無月 00088 号
~あの、藤田紘一郎先生です。~
整腸術……
N.O(札幌在住)
「新水いぶき」をお飲みの方々には、お仲間といったイメージの医学博士さんでしょうか?
東京医科歯科大学名誉教授でもある先生ですが、健康に関係する著書、水に関係する著書も多い1939年、旧満州のハルピン生まれの方と今回改めて知りました。
現役教授時代からユニークな研究をされているなあ~とぼんやり思っていましたが、最近の著書が書店に平積みされていました。それも最初から文庫本での発行とのことでした。ちょっと手にしたところ、たちまち引きこまれてしまい、購入。その魅力は、フジタ・コウイチロー節と言っていいかも知れません。
*過去にもフジタ節には接していましたが、今回のは『がんにならない整腸術』(PHP文庫)で、2016年の初版で3刷りされているもの。手堅い人気があるのでしょう。
しかも丁寧に「本書は、書き下ろし作品です。」と奥付にありました。一人でも多くの人たちに『本当の事』を伝えたい、という一心なのでしょうね。
中身は天然水がいかに「からだ」にとって大事であるか……ということが分かりやすくタップリと説かれていました。
例えば、
☆ 水道水は飲んではいけない!
と、いささか過激な助言もありました。
その理由もキチンと解説されています。
……日本の水道水は世界一清潔な水です。
しかし、世界一危険な水でもあります。世界一潔癖症の民族は、世界一塩素の含有量の多い水をつくりだしてしまいました。……
その一方で自らの50歳の頃の生活を正直に告白しています。
……人生をふりかえってみれば、70歳を過ぎてからがいちばん体調のよい日々を過ごしています。(略)当時、私は東京医科歯科大学の教授でした。教授というと聞こえはよいのですが、実際はストレスの塊のような職業です。医学部の教授は頭の固いひとが多く、私のように独特の研究をする者はつねにバッシングの対象でした。……
ユニークな研究に取り組む方々の苦労は、今もいろいろな分野で続いていることでしょうけれど、そのおかげで社会の進歩、発展もあることは歴史の教えてくれるところです。
*因みに藤田先生の専門は、寄生虫学、熱帯医学、感染免疫学で学会での受賞歴も少なくありません。
そして本の「おわり」では、
<がんを遠ざけて生きる10ヵ条>
を紹介しています。217頁です。
“遠ざける”という穏やかな表現には「塩素」が無いことをヤンワリと伝えているように思えます。
その10ヵ条をご紹介させてもらいますと
(1)50歳を過ぎたら「白い主食と砂糖」は食べない
(2)主食は玄米や五穀米などの全粒穀物を小さな茶碗に1杯だけ
(3)食物繊維とオリゴ糖はたっぷりと
(4)菌が生きている味噌を毎日食べる
(5)夕食の前に「食前キャベツ」
(6)体を温める、体を冷やさない
(7)身のまわりの菌と大らかにつきあう
(8)いつでも笑ってポジティブ思考
(9)心が躍る予定をたくさんもとう
(10)理想のウンコを毎日出そう
いかがでしょうか。直ぐに全部できる事は難しくても、心がけることはいかがでしょうか?
【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」
【バックナンバー】新水IBUKI通信