新水IBUKI通信 2020年 弥生 00097号
“40年前”のドラマ作りのお話!
N.Y(富良野市)
「新水いぶき」に劣らない天然尊重の食品を北海道で製造されている方が、そういえば!と親交の深い脚本家の倉本聰さんとの最近の会話を教えてくれました。
*北海道の自然と人的な潜在力を活かそうとされている方同士だから懇意な間柄になっているお二人なのでしょう。ここでは個人的なハナシの中身は控えますが、人気ドラマ「北の国から」という40年前の実験!について公開対談された事をご紹介したいと思います。
出典は、1月11日(土)の朝日新聞夕刊です。
対談は昨年11月に都内で行われたものです。85歳の倉本聰さんが脚本家として「北の国から」の企画書に纏わる話を披露していました。
……当時はやけくそだった、というのです。
事情はNHKの大河ドラマを降板して、一人で北海道に移住して数年の頃。
企画書を受け取った「フジテレビ」は、視聴率が万年4位という時代。
そんな状況の中で、やがて大人気ドラマになっていく「北の国から」が生まれた、というのも不思議と言えば不思議です。
スターといえば“華”が必要不可欠というよりも“アッタリマエ”と思われていた時代に、主役に俳優の田中邦衛さんを起用。その理由を「一番情けない」顏の俳優を選んだ、と解説し、理由を「僕は書くとき、自分の中の情けなさを出したいから」と述べています。
ドラマの企画書には、「テレビは中央集権である」「東京の文化を地方に押しつける時代への反発」が書かれていて、ディレクターだった杉田さんが驚いたそうです。
倉本さんが45歳の頃、演出の杉田さんが36歳の頃の事です、それが連続ドラマとして人気を得て、その後、約20年、不定期でスペシャルドラマも放送されていくことになった、というのですから世の中は分かりませんね。
もちろん、大人たちの間で常識とされている知恵も大事ですが、それだけではないことも知っておいた方が良いのかもしれません。
しかも、子役だった吉岡秀隆さんたちが石を運ぶシーンなどでは、倉本さんは美術担当の用意したワラを詰めたものを許さずにホンモノを使ったとのこと。
重くて運べなくなる様子が、リアルなものになる……などなどスタッフさん達の苦労話も今だから話せるのかも知れません。
と、ここで「新水いぶき」を連想してしまうのをお許し下さい。
つまり、天然水、自然水というコトバが普通に世の中で流通していますが、徹底的に天然であることにこだわって採水、そして品質への厳しいチェックをして出荷している点で「新水いぶき」が札幌という「北の国から」生まれていることに何か繋がりを感じてしまった次第です。
そこに!コーヒーの話が目に止まりました。
コーヒー博士として知られる方(岡希太郎さん=1941年生まれ、薬学博士)が語っています。
①コーヒーは人類が発見し飲み始めた時から「薬」
②日本には1823年に来日したシーボルト(長崎・出島のオランダ商館医)が、コーヒーの輸入を考えていた
③これは実現しなかったのですが、「コーヒーは長寿にきくと宣伝」したかったようです。
岡先生は、病気を予防する効果が十分期待できるコーヒーとして「コーヒー豆の煎り方」を提案されています。浅煎りと深煎りのブレンドを勧められています。
クロロゲン酸(ポリフェノール)とニコチン酸を同時に摂取できるから、と薬効の視点を述べられています。
これ以上の難しい話は、岡先生の著書にお任せすることにして、沸かす「水」については、『ごぞんじ』の『新水いぶき』を……でいかがでしょうか!
【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」
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