新水IBUKI通信 2020年 霜月 00105号
ビックリ!の出会い、蝶と水。
E.N(江別市)
道産米が実っている畦道で!
フトした事から知人に誘われて、5年目になる新規農家さんのところに行くことになりました。
私の住むところからさらに北に向かって車で1時間少々。
途中の休憩所で出会った「クジャクチョウ」としばし戯れることも出来ました。
花の蜜を吸っている姿も、美しく開いた翅(はね)を見せる動きも、見入る価値が十分にありました。
「クジャク」の名を持つだけの美しい目玉模様をさりげなく誇示しているようにも思えましたが、翅を閉じた時の黒一色みたいな姿との違いは見事でした。
思わずソ~っと指を近づけると、何と指にとまってくれたのです!
嬉しかったですね。
クジャクチョウとの一体感を味わえたような気分になってしまいました。
その為、目的地への到着時間が、予定よりも遅くなってしまいましたが、「クジャクチョウ」との出会いということで関係者?と言っても数名ですが、皆さんにはお許し願いました。
高速道路からも左右の田園地帯が、実りの秋を迎えていることを黄土色の景色からも十分に理解できました。
そうして、ようやく目的の農園に到着。
結果的には、収穫の数日前ということになったのですが、「無農薬」を掲げる新規就農者でもあるIさん、5年目であることもあってか、ゆとりある表情と口調で「田んぼ」を案内してくれました。
垂れ下がった穂先を見ているうちに、
「スゴイナー」
「ナチュラルだあ~」
という気持ちになって、心が気持ちよく緩んでしまったようです。
自然な気分で履いているサンダルが邪魔な存在に思えてきました。
その気分に浸りたくて、裸足になって畦道を歩き出しました。
もちろん裸足で田んぼの中には入りませんでしたが、田んぼの周りは気持ちよく裸足で歩くことが出来ました。
無論、地面には小石などもあるのですが、どれも丸味タップリで妙に気持ちが良かったのです。
何と一緒に田んぼを観察していた方も、裸足になって田んぼの周辺を歩きだしたのには、驚きました。私一人を変わり者扱いされないように……という気づかいだったかも知れません。
その方、途中で出会った「クジャクチョウ」についても、解説をして下さるほどの理科系というか、自然系の方でしたので、普通の都会人とは違うだけの学識と体験をお持ちなのでしょう。
そうして、田んぼ見学の後に「母屋」的な建物の中に招かれて、田んぼに来る途中で購入したコーヒーを味わうことになりました。
農地の中に数年前に開店したケーキも売るお店のコーヒーで、これまた美味しいものでした。評判のケーキは午前中に売り切れが普通とのことで、地元の人でも予約なしでは買えないようです。
と、いうようなモロモロのミニ体験は、数十年ぶりの愉しい遠足でした。そして、その仕上げ、というべきでしょうか!
その母屋のテーブルには、「新水いぶき」がさりげなく置かれていたのです。
美味しいコーヒーの後は、田園風景そのものの中で仕上げのようにして「新水いぶき」を美味しくいただくことが出来たのです。
この5年目農家さん、今も器具を使わない整体師さんとして多くの方々の健康支援も数十年されてもおります!
【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」
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