新水IBUKI通信 2021年 弥生 00109号
郷土愛を引き出す人たち
K.S(横浜在住)
バナナが高級品だった時代のことを今の子ども達に言っても
「ハーン?」と、不思議な表情をするでしょうね。
主人の勤務先の関係から横浜で生活するようになって数十年が経ってしまいました。
夫婦ともども道産子ですので、帰れるものなら生まれ育った町とは言わないまでも、その近くの町で熟年生活を送りたいと思っています。
そんな気持ちもあって札幌在住の弟たちからの時々の連絡や情報がもらえると嬉しくなる最近です。
先日、弟が実家でアルバム整理をしていたら出て来たヨ……と私の子ども時代の古いアルバムが今年の新聞紙に包まれて送られてきました。アルバムには小学生時代の運動会の写真もありました。
古い写真とは別に新しい新聞紙には、「甘~いバナナ 北国の新名物」の見出しがあって、無農薬で「皮まで丸ごと」食べる事の出来るバナナの最新?情報が掲載されていました。
新潟や北海道、福島でも生産されている“国産バナナ”とのことです。
私が知らなかっただけかも知れません。
隠居生活を言い訳にしたいとは思いませんが、とにもかくにも北海道(釧路)で「946Banana(くしろバナナ)」というブランドで昨秋(2020年)から生産、販売が始まっている……とありました。
秋田では「雪国バナナ」、福島では「綺麗」の愛称だそうです。無農薬でビニールハウス育ち。
青い状態で出荷される輸入バナナとは、根本的に違う何かがあるのでしょうね。
それを知って、自分の大昔の運動会のオヤツにあったバナナ、輸入品そのものだったのでしょうが、それでも当時は高級品扱いだったバナナに喜んだ自分を覚えています。
長々と個人的な昔話をさせてもらいましたのは、理由があります。
「新水いぶき」を時々ですが、愛飲する者として、無農薬バナナとの相性が良いのでは?と想像しています。
プラチナ賞を受賞した「新水いぶき」は、自然の状態で完熟したバナナと同系のカラダに優しい飲料水でしょうね。
農薬不使用、化学肥料不使用のバナナは、だから皮ごと、というか丸ごと食べることが出来るって、納得しやすい理由です。安心感が違いますね。
まさに「新水いぶき」みたいでは?
糖度の高い品種では、1本1千円で売り出した「越後バナーナ」は、直ぐに売り切れて、今も品薄状態だそうです。
北国天然水として「新水いぶき」が1パック1千円でも不思議でないのかも知れないなあ……と思ったりしました(笑)。
国産バナナの開発をした田中節三さん(71)は、岡山市の方で「凍結解凍覚醒法」という技術をキッカケとしたそうです。
バナナ栽培を40年間も試行錯誤して技術開発に成功した人物って、スゴイですね!
そして、札幌の水も雪国の零下数十度の季節を経ているでしょうが、そうした地域の天然の宝物を見つけ、多くの人に届くようにした道産子さんには、同じ道産子としてチョット自慢したくなったりします。
勝手に“郷土愛”が加齢とともに強くなっているのでは?と想像しています。
これも初めて知ったことですが、バナナには種子がないため、細胞を使うそうですが、特許技術では耐寒性などの植物の機能を呼び覚ますものもある等々、きっと「新水いぶき」にも人間の機能を呼び覚ますものもあるのではないでしょうか?
【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」
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