北海道良水株式会社

新水IBUKI通信 2022年 神無月 00128

瑞々しいお話です。
J.N(留萌市在住)


みずみずしい

という言葉、「新水いぶき」を愛飲されている方々の中には、“水水しい”と表記したい方もいらっしゃるのではないでしょうか?

手もとにある小さな国語辞典を開けば「瑞々しい」(わかわかしくてつやがある。いきいきしている、⇒美しさ)とありました。
そんな事を思い出したひと時がありましたご報告をさせてもらいます。

先日、知人と昼食タイムを共にすることが出来ました。
昔風に言えば百貨店のレストラン街ということになりますが、この御時世ですから、透明パネルが机上にしっかりと立てられていて、「会話はお控え下さい。」の貼り紙も置かれていました。

見慣れた光景でしたが、机上にある食事メニューの豪華な冊子は、充分に食欲をそそるものでした。
札幌の老舗というべきデパートでもありましたが、一緒に行った知人は「初めて入ります。」と言いつつ、店員さんに案内された席に腰を下ろしました。

豪華なメニューには、北海道の各地の名産品を食材に使用していることが、大きなメッセージになっていました。
当方としては、思い出もある日本海側で穫れた「ウニ」をたっぷりのせた丼ものを注文しました。知人は別のもの。

地図的に説明するなら、私が住んでいる同じ日本海側の留萌市の北側に位置する小平(おびら)町の名産である「小平(おびら)うに」が、札幌でこのように売られていることを嬉しく思った次第です。

そんな郷土愛を刺激してくれました。

間もなくして注文したそれぞれの料理が届けられて、先ずは目で鑑賞してから、知人はフォークとスプーンで、当方は割り箸でそれぞれの昼食を美味しくいただいた次第です。
二人とも「新水いぶき」を知っていることもあって「これに『新水いぶき』が出てきたら最高だね!」と、一致したコメントがありましたことを、ご報告致します。

さて、「ミズミズしい」の言葉も、常識にとらわれない心があれば、愉しい文字遊びも可能でしょうね。
若々しい事を強調する修飾語としての「ミズミズしい」は、場の雰囲気次第かも知れませんが、受け入れてもらえるのでは?

その日、幸いにも久しぶりにご一緒できた知人は、日本国内に留まらない規模で活動されている方でした。驚くほどの柔軟な思考力、しかも強靭な精神力も持っていることから、大変に忙しい日々をお過ごしですが、≪ゆっくりタイム≫も確保されているところもスゴイところです。
世界を知るからこそ、日本人として育ってきた幼少期から青年期までの食生活で、カラダに馴染んだ日本の食材、水に親しみをもっている事が、身についたエネルギー源なのかも知れません。

兎にも角にも、知人は運ばれてきた料理は見事に完食して、食器はキレイになっていました。
そして「久しぶりの日本食を堪能できました!」との一言は、お店のスタッフの方にも聞こえたようで「お口に合って何よりです。料理人も喜びます!」と言いつつ、食器をさげてくれました。

支払いをする際に、初来店のお客さんに対してごく普通の言葉なのでしょうが「次回のご来店をお待ちしています」というメッセージもありました。
それは、“歓迎したい上客です”という無言のメッセージが、店員さんの笑顔から想像できました。

【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」

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