新水IBUKI通信 2023年 如月 00132号
みずみずしいオハナシ
М.М(江別市在住)
お名前もお顔もテレビなどを通じてスゴイ方だと知っているつもりでしたが、病歴までは知らなかったことを年末の一般紙で初めて知る機会を得ました。
建築家の安藤忠雄さんのことです。
*1941年、大阪生まれ。祖父母の養子となる。17歳でプロボクサーとしてデビュー。
*1969年、独学で設計を学び安藤忠雄建築研究所を大阪に設立。
*1976年、「住吉の長屋」が完成。安藤建築の原点になる。
*1989年、代表作「光の教会」が竣工。このころから直島プロジェクトに参画。
*1995年、建築界のノーベル賞であるプリツカー賞を受賞。
*1997年、東京大学工学部建築学科教授に就任。
*2000年、亡中坊公平さんと「瀬戸内オリーブ基金」を設立。
*2009年、がんのために、胆嚢、胆管、十二指腸を摘出。
*2014年、膵臓がんがみつかり、膵臓と脾臓を摘出。……とありました。“100歳人生”の実践者ですね!!!
八十歳を超えた安藤さんという建築家、「日本を立て直すには、子どもしかない」と言い切って、図書館を作って寄付をしている方ですが、「私たちは暗闇の中を歩いている。でも希望は自分で作らないといけませんね。」とも。
バングラデシュの首都のダッカに子どもたちに図書館を作ってあげようと準備をされているようですが、こんな建築家が日本に存在している事に驚きます。そして嬉しいエネルギーですね。
自らの「ガン」と闘病しつつ、世界の次世代に向けてエネルギーを注いでいらっしゃる日本人の存在は、私たちにも生きる元気を与えて下さいますね。
これって“みずみずしい”オハナシですよね。
「京都と水」
Y.A(江別市在住)
年末に帰郷された知人が教えてくれた話題です。
京都のある商店街振興組合の事務長さんが
「商店街の人の胸の奥にある思い」を明文化しようと努力されているとの事でした。
その京都の商店街には地下水を汲みあげて各店舗に供給する設備があるそうです。
知人は
「良質の水が京都の食文化の要なんだねえ」
とも教えてくれました。
知人は生まれ育った北海道を離れて数十年が経っていますが、兄弟は札幌で生活している事もあって「新水いぶき」の“すばらしさ”と“美味しさ”を知っています。
そして、札幌の「良質の水」は、札幌や北海道の「要」(かなめ)になっているのでは?と話してくれました。
「カナメって?」
とボンヤリ顏で問い返すと
「地元の宝物って案外、見過ごされることもあるけれど、あんたの場合はボケも進行中だからなあ?」
と苦笑しながらも温かい表情で
「地元の人って、身近なモノについては意外と見過ごすことは珍しくないんだよ。それって、折角のチャンスに気付かない事の証明だけれどね。」
と、補足してくれました。
「水を知ることで、地域の底力を知る」
なんて、カッコイイ振る舞いでしょうね。そんな事を久しぶりに会えた知人が、優しく教えてくれた事をご報告させてもらいました。これも「新水いぶき」さんのお蔭であります。
【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」
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