新水IBUKI通信 2018年 葉月 00078 号
◆「水が気になる夏、それと汗」◆
汗をかけば喉の渇きも感じて、水が欲しくなるのは自然なカラダの反応です。その汗も、汗腺というカラダに備わった機能が働いてくれた結果ということも出来るようです。8月も……「水」との縁が深まる季節です。*
先月の通信で竹内孝仁さんという医学博士の「水」についての著書を紹介させてもらいました。すると、読まれた方からこの通信の58号(2016年12月)でも竹内先生の「水を摂ることの大切さ」に触れていましたネ、とご連絡をいただきました。有難うございます。
それは「女性セブン」(小学館:2016年11月17日号)という週刊誌が、竹内先生の顏写真入りで「今回の取材に答えた竹内さん」とキャプションを付けた丁寧な記事でした。
主として女性向けの週刊誌であるためでしょうか、見開き2頁の記事は冒頭に女性タレントさんの体験談が顔写真入りで掲載されています。読者に伝わりやすいように工夫されています。
見出しのフレーズを抽出すると
◎ 今日からの新習慣 ボケたくないならもっともっと水を飲め!
○ 50代から若年性認知症の危険!それは“水不足”が原因かも‥あなたも実は渇いています!
☆ 脱水で意識レベルが低下すると、認知症が進行する
☆ 1日1.5Lの水を飲む習慣を今から身につけよう
☆ 水の刺激で腸が動き出し、自然排便がスムーズになる*
「水」は、人間を含めて生き物にとっては、必要不可欠なものですが、高齢社会に突入しているこの国の国民にとっては、その重要度はさらに高まっていることは確かでしょう。
*お詫び=58号では「週刊セブン」と間違った記載でお詫び致します。「女性セブン」が正しいです!(訂正済)“冷や汗”が流れます。「新水いぶき」でアタマをスッキリさせます。
【生命を根底から研究】
つい最近、札幌市内に拠点をもつ財団が発行するブックレットを手にすることができました。非売品ですので入手しにくい側面もあります。
その点、「新水いぶき」が非売品でなくて良かったと素直に思えます。*
今年の冊子はシリーズで26冊目。何と1冊目は、1993年発行の「生命の長さと質」というタイトルで、著者は日野原重明先生。当時は、聖路加看護大学長でした。25年前、この財団のために来札されて講演されていた記録です。
それから4半世紀。1986年に大阪大学理学部生物学科を卒業された桜田一洋(さくらだ・かずひろ)博士が、やはり「生命」を時代の先端科学を視野に入れて講演されたわけです。タイトルは「生命とはなにか~コーディネーションによる自由の創出」。
桜田さん、医学博士ではなく理学博士です。理化学研究所の「医科学イノベーションハブ推進プログラム副プログラムディレクター」の肩書き。
昨年、その講演を聞くことが出来ましたが、耳からのごく表面的な理解でした。今回、文字になった講演記録から「人間と生命」の関係が「生命医科学の示す世界観」、「遺伝子と環境」といった視点の明快さに納得出来たように思えました。
桜田博士は、新しい生命医科学の体系構築への挑戦を続けていて、新生命論の構築に邁進中です。それを感じたのでしょうか、上記の財団では今年も昨年に続いて桜田博士に記念講演を依頼していると知りました。財団としても初の連続講演で、前代未聞レベルかと拝察しています。
その突出ぶりは、「新水いぶき」にも似た出来事のようにも思えます!
共に「生命」という領域に関係する点でも……。
【編集】北海道良水(株) 「遠友いぶき・ひと花プロジェクト」
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